体臭の悩み

季節を問わず気になるのが体臭。
案外自分では気が付かないものですが…一度気づくとそのままになどできません。
もしワキガであれば、必要なことは正しい治療を行うことです。
治療法はさまざまありますが、治療法の前にワキガとはどのようなものなのか説明したいと思います。

ワキガとは

ワキガというのは、皮膚にいる菌分泌物を分解することにより発生する異臭です。
その分泌物はエクリン腺、アポクリン腺、皮脂腺などの汗腺類から出るものです。
ワキガは遺伝もありますし、性ホルモンの影響も考えられます。
思春期の頃から皮脂腺の活動が活発になるので、ワキガの臭いもきつくなる傾向があります。

ワキガのにおいの原因

人の体全体に分布している汗腺がエクリン腺と呼ばれるもので、体内に溜まった熱を放出する働きがあります。
ワキ下やおヘソの周り、耳の中などに存在しているのがアポクリン腺です。
脂肪・色素・アンモニアなどが分泌物の主な成分で、乳白色です。
ちなみにこれが衣類に染みを作る原因です。
皮脂を分泌しているのが皮脂腺です。
これらの汗腺と雑菌が混ざり合うので、ワキガは独特の腐敗臭を放出してしまうのです。
ワキガは人間がそれぞれ持っている体臭とはまた別のものになるのです。

ワキガと多汗症

ワキガは、常に大量に汗を分泌してしまう症状である多汗症とは違うものです。
多汗症の場合は、大量の汗をかくために、ワキガと勘違いしてしまう人もいますが、ワキの下だけでなく、手や足や、顔などにも汗をかきます。
ですからワキガと多汗症は根本的に違ものなのです。
日常生活にも支障を来たし、発汗量が多いと、書き物する時や楽器を演奏する時、自転車や車のハンドルを握る時など、汗でべとついたり、濡れたりと、いろいろ問題が出てきてしまうのが多汗症です。
多汗症も、もちろん治療しなけれ、自然に治ることはできません。
しかしワキガ同様、専門医に相談することによって、少しでもその症状を少なくすることはできるでしょう。

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