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美容・健康コラム

肌のターンオーバー

肌には水分の蒸発をコントロールして体温調節をしたり、老廃物を排泄したり、外気の寒さや乾燥、大気汚染などの刺激から身を守ったりする働きがあります。
他にもメラニン色素を出して紫外線の害を防いだり、骨を丈夫にするビタミンDを出したり、肌に潤いを出す皮脂を出したり…と、とにかくいろいろな機能があります。

肌は、内臓の鏡といわれていて、肌を見ればその人の心身の健康状態や年齢がわかるといわれています。
それだけいろいろな機能を持つ肌ですから当たり前かもしれませんね。

この肌、一見一生かわらないものに感じるかもしれませんが、実は1ヶ月単位で新しいものに変わっているんです。
実際は、ココロやカラダの状態で左右されるので必ず1ヶ月というわけでもありません。
だからこそ、ココロもカラダも「良い状態」をキープして、美しい肌に毎月生まれ変わるようにしたものですね。


■表皮の新陳代謝は28日サイクル
肌は、外界に接する表皮、その下の真皮と皮下組織から出来ています。
表皮の一番下にある基底層では、細胞分裂が盛んに行われています。
こうして新しい細胞が作られ、古い細胞は角化しながら角質層の一番上にくると垢となりはがれていきます。
これが表皮の新陳代謝(ターンオーバー)です。
まぁ…脱皮するようなものですね(^^ゞ
この肌のターンオーバーは通常28日です。
ですので、例えば日焼けをしたりして肌が黒ずんでも、だいたい1ヶ月くらいで新しい肌に生まれ変わり、回復していきます。


■ターンオーバーは自律神経とホルモンに左右される
心身のストレスによる自律神経の乱れや女性ホルモンの低下が生じると、新陳代謝のスピードが遅くなり、1ヶ月では回復しなくなったりします。
・自律神経の乱れ
悩み事やストレス、睡眠不足、暴飲暴食、疲労などで交感神経が刺激され、緊張・興奮状態が続くと真皮の毛細血管が緊張して収縮し、血行が悪くなり、細胞に十分な酸素や栄養分が運ばれなくなるために表皮のターノーバーが遅くなります。
・女性ホルモン
女性ホルモンには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあります。
卵胞ホルモンは、皮下脂肪を蓄えて弾力のある肌を作り、表皮の新陳代謝を高める働きをし、黄体ホルモンは表皮の新陳代謝を押さえ、皮脂の分泌を高める働きをしています。
黄体ホルモンが増える月経前は、皮脂が増えるので、にきびや吹き出物が多くなるんですね(^^ゞ
この女性ホルモンのバランスが崩れたりすると、新陳代謝のサイクルも崩れ、新しい肌が作られず、女性らしいふくよかでキメの細かい肌が、失われていくのです…(T_T)

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2006年08月20日 19:04 [ 肌について ]
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